トレヴィの泉で二度目の恋を

シャーリー・マクレーンとクリストファー・プラマーが主演と聞いて、心待ちにしていた映画をルシネマに観に行ったら、まるで高齢者施設の映画鑑賞会か?と思うように、高齢者が大挙して押しかけていた…。
それもそのはず、80歳のシャーリー・マクレーンと、85歳のクリストファー・プラマーの恋愛物語なのだ。(役の上では、シャーリーは75歳プラマーは80歳だったかな)
シャーリー・マクレーンは、陽気で天然のおばあさん。明るくて、毎日を楽しく思いのままに生きている。
頑固者のクリストファー・プラマーは、7ヶ月前に妻に先立たれ、外出することもなく殻に閉じこもっている。
クリストファー・プラマーがシャーリー・マクレーンの隣に引っ越して来ることによって、クリストファー・プラマーの生活が徐々にシャーリー・マクレーンによってかき乱されていく…。
映画は、イタリアの巨匠フェデリコ・フェリーニの『甘い生活』に対するオマージュだ。
シャーリー・マクレーンは、映画『甘い生活』に心酔していて、いつかトレヴィの泉に行ってアニタ・エクバーグのように泉に入ることを夢見ている。(そういえばアニタ・エクバーグも先日亡くなったのでした)
僕自身がある程度年をとって来たので老人映画に目が行くようになったのかもしれないけど、老人が主役の映画が、ここ数年物凄く増えて来たような気がする。
若い時の熱情も素晴らしいと思うけど、いくつになったとしても、恋愛をしている人の姿は微笑ましいものだ。
このふたりのお話なら、このまま何時間でも飽きずに見ていられるなあと思ったかわいい映画でした。
★トレヴィの泉で二度目の恋をhttp://torevinoizumide.com

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