世界は変わって来ている。

Tokyo Rainbow Prideの打ち合わせで、23人くらいの関係者が集まり様々な議題が登ったのだけど、一つ気になる話題があった。
『東京でパレードをやったとしても、二丁目にいるようなゲイのほとんどは、パレードなんかに関心はないということ。(これは二丁目に限ったことではないのかもしれないけど)』
前に二丁目で、飲み屋のマスターに言われたことがあった。
「私たちみたいな”普通のゲイ”は、女装とか裸になって歩くような気持ち悪いゲイと、一緒にはされたくないのよ。」
(普通のゲイとは、なんなのだろうか…?)
他のお店ではこんなことを言われた。
「私たちは、隠れて生きるのがいいのよ。騒ぎ立てて勝手にゲイの権利を主張しないでちょうだい!お願いだからそっとしておいて!日陰もののままでいいの!」
(あなたのことはそっとしておきます…)
様々な国でパレードに参加している僕でさえ、東京でパレードというのは、あまり効果がないのかもしれないと思う節がある。
交通規制が厳しくて、デモ行進としてでしか申請できないこと。一車線のみで信号によってブツブツ切れてしまうためまとまりがない。小さなグループになってしまうためなんの団体なのかわからない。パレードが始まって長いこと経つのに、一向に大きく広がっていかない…などなど。
ただ、そうだとしても、セクシャルマイノリティが平等の権利を勝ち取るためにパレードをやりたいという人がいるからには、出来ればそれを僕は応援したいと思う。
世界はゆっくりと変わってきている。日本だって、もっともっと僕たちが暮らしやすい国に変わってゆくことが出来るに違いない。
トロントのティファニーのショーウインドーを先日ここにも取り上げたけど、アメリカのティファニーの広告をご覧になっただろうか?http://www.cnn.co.jp/m/business/35058860.html
モデルではなく実際の同性カップルを使ったという一連の広告は、僕たちに勇気を与えてくれる。
カテゴリーgay

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