モントリオールの熱い夜。

市庁舎前の広場

ノートルダム大聖堂

有名なOgilvyのクリスマスの飾りつけ

『ヌーベルフランスと呼ばれていたケベック州は、毛皮の交易でフランス人が沢山入植して来たが、1754年にイギリスとのフレンチ・インディアン戦争でイギリスに敗れた。しかしその後も、フランス語や独自の文化を捨てず1774年ケベック法により「ヌーベルフランス」を保護することが決まった…』
粉雪の舞う中、市庁舎や裁判所を見に行き旧市街を歩いたのだけど、雪の中人々は帽子かフードを被り、傘はささずに黙々と歩いている。トロントやオタワではあまりなかったのだけど、モントリオールに来たら、フレンチの影響なのかカッコイイ男が多い気がする。
昨夜行ったゲイバーでは、隣に21歳のショートヘアの初々しいフランス人のような子が座った。彼は庭園やランドスケープを作る仕事のようだった。困ったことに、フランス語と片言の英語しか話せない。
ホッケーの有名な選手の葬儀をテレビで流していて、「この偉大な選手をあなたは知っているか?」と聞かれたり(ホッケーとか知らないし)、モントリオールの旧市街やケベックシティは美しい街だから行った方がいいと言われ、オタワへは行ったことがないようだった。(おまけに日本は知っているが東京は知らなかった!!!)
つまり、自分の育ったモントリオールしかほとんど知らなくて、それでもこの地を心から愛し誇りを持っている若者なのだ。かわいい…。
ビールをふたりで飲みながら、僕が、他のゲイバーを知らない?と尋ねると、知らないと言うばかりか、こんな店自体に始めて来たと言うのだ。そして、自分はバイセクシャルで、男の人とはセックスをしたことがないんです…でも、セックスしてみたくて…と言いながら、僕の足をゆっくり撫で始めた。
なんだか妖しい雰囲気になって来たので、僕が帰ろうとすると、一緒に外に出てきて、「今からあなたのホテルに一緒に行ってもいいか?」と聞いてくる。(あくまでオネエではない)
僕が、「僕には恋人もいるし君とセックスする気はないから、他の人を探した方がいいよ」(これホント)と言うと、抱きついて寂しそうな目をして僕を見つめていた…
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