軍艦島へ。

午後から、軍艦島へ行ってみた。
軍艦島へは、長崎港から5つくらいツアーがあるので、事前に予約するか、キャンセル待ちを狙えば船に乗ることができる。
世界文化遺産への登録に申請している軍艦島は『端島』という名前で、長崎港から19キロの沖合にある。
南北480メートル東西160メートルという端島は、遠くから見ると軍艦『土佐』に似ていたことから『軍艦島』で親しまれてきた。
1810年に石炭が出ることがわかり、1974年にエネルギーが石炭から石油に代わり閉山に追い込まれたのだけど、最盛期にはこの小さな島に5300人が住んでいたという。
それは当時の東京の9倍の人口密度を誇り、各々の家にはテレビアンテナまであり、ちょっと特殊な世界だったに違いない。
上陸した軍艦島は、人間に忘れ去られた廃墟の跡だった。
その残骸から、当時の賑やかだった時代を想像することは出来るのだけど、圧倒的な時の流れや、炭鉱というエネルギーに翻弄された人間たちの行いを、少し引いた視点で感じることができる。
(建物がかなり老朽化していて危険性もあるため、世界遺産の登録に関わりなく、近いうちに見学も出来なくなるかもしれない)
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