秋きぬと。

秋きぬと
目にはさやかに見えねども
風の音にぞ 驚かれぬる
台風が凄い勢いでやってきて、東京を掃除してあっという間に去っていった。
風が吹いたら、半袖で歩いていた腕に秋を感じた。
空気を思いきり吸い込んだら、胸の奥の方がちょっと痛かった。
空が高かったり、葉っぱが色づいて落ちたり、早く暗くなったり…ふとした拍子に淋しさを感じる秋が苦手だ。
数年前に、伊勢丹で羊の毛のクッションカバーを買った。これが本物の羊の毛ということで、触り心地がたまらない…
一つ一つ柄が違うのは、その羊の毛の色そのものだということ。(毛を刈られた羊さんは、どうか元気に暮らしていてほしい…)
ちょっと肌寒く、寂しいひとりの時には、毛のクッションを抱っこすると温かい。

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