キース・ヘリング

irodoriの壁面を含むMoCAに、キース・ヘリングのポスターが、中村キース・ヘリング美術館http://www.nakamura-haring.comのご厚意で飾られることになった。
キース・ヘリングは、ニューヨークの地下鉄の落書きで一躍時の人になったアーティスト。31歳という若さでエイズで亡くなった。
僕は学生の頃、『ワタリウム』で働いていたのだけど、今でもワタリウムの向かいの小さな家の壁の落書きは、キースが個展の際に来日した時に描いた作品がそのまま残っているのだ。
キースの作品は、ものによってメッセージが強く、人種差別に鋭く切り込んだ作品もあるし、人類の大きな愛をテーマにした作品もある。
真っ白な壁に、キースの作品を飾ると、場の空気が瞬く間に変わり、なんとも言えないエネルギーが発散されているのを感じた。
ゲイへ向けられる差別や偏見、そして自らHIVと戦いながら、エイズへの偏見とも戦ったアーティストの作品は、今の僕たちの世界においてもなお輝きを放っている。
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