シンガポールからの友人カップル。

シンガポールから、LとJカップルがやってきた。
久しぶりの夕飯は、「しゃぶしゃぶが食べたい!」と言うので、赤坂の『ざくろ』へ。
なんでそんなにしゃぶしゃぶが食べたかったのかと聞くと、やはり前回一緒に旅行した鹿児島で食べた黒豚が忘れられないようだ。
残念ながら、鹿児島で食べるような黒豚がメインのしゃぶしゃぶ店は、東京にはそんなにない。同じ系列店はあるのだけど、『あぢもり』のようなスープにアジがついていてそのまま食べさせる店はないのだ。
楽しかった九州旅行を振り返りながら、大笑いしたのだけど、『松茸の土瓶蒸し』があったので、彼らに松茸を食べたことあるのか聞いてみると、ないと言うので、頼んでみた。
おちょこに出汁を注ぎ、まずはそのまま。香りを嗅ぎながら、どう思うか尋ねると、うっとりとした表情を浮かべて、「ワインでこういう匂いのものがあるよね?」と答えた。
「日本の素晴らしさは、四季折々のお料理があることだよね?」と、何度も香りをかぎながら、楽しんでいた。
彼らは、前回の九州旅行が本当に気に入ったらしく、来年は家族を連れて九州に旅行に来ると言っていた。
一緒に旅行をして、日本の様々な料理や温泉の開放感を味わって、もっともっと日本のことが好きになったようだ。
しゃぶしゃぶ屋さんを出て、タクシーの中で僕が彼らに質問をした。「ラップトップは、持って来た?しゃぶしゃぶ屋さんに置き忘れてない?」
前回別れ際にしゃぶしゃぶ屋さんでランチを食べた後、彼らはタクシーで去って別の所に行き、その後、ラップトップがないことに気づき、レストランで盗まれた!と大騒ぎをしたのだった。
結局、自分たちがホテルのコンシェルジュに預けていたという事の顛末だったのだけど、彼らをちょっといじめてやろうと、もう一度持ち出したのだ。
それを聞くや否や、タクシーの中は大笑いに包まれた。「あの時は本当にすまなかった!!!」
旅にはトラブルもつきものだけど、いろいろな体験を一緒にすることで、僕たちの絆もぐっと強くなったようだ。
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