IL PENTITO

モッツァレラ

ポルペッティーネ

フンギ・スペリオーレ

ローマが懐かしくなったら、時々『イル・ペンティート』に行く。
代々木にあるこの店に僕が行きだしてから16年くらいになるけど、創業17年になるこの店は、ローマピザの名店だ。
店内に入ると、まるでローマのトラットリアに迷い込んだような錯覚に陥るほど、壁紙や額、アーチのかかった天井、トイレの扉やトイレ、窯にいたるまで、何もかもがローマなのである。
コスパの高い素晴らしいワインを飲みながら、柔らかいサンダニエーレのプロシュートをつまむ。チキンのポルペッティーネは、鳥の旨味を閉じ込めた料理で、ホースラディッシュ入り自家製マヨネーズが大人の味だ。
水牛のモッツァレラは、あくまでも新鮮で弾力があり、仄かな旨味を含んでいる。
玉ねぎ入りのピザに驚き、タルトゥッフォのオイルの香り豊かな、フンギ・スペリオーレを一口食べた時に圧倒された。
この店に来ると、「本当に美味しいものとはどういうものか」改めて思い知らされる。
巷では旨味の過剰な料理の溢れる中、この店のように、優れた素材と、窯で焼くという原始的な行為が作る料理の美味しさは、身体の奥の方にしみじみと行き渡る。
★IL PENTITO http://s.tabelog.com/tokyo/A1318/A131810/13000684/?lid=header_restaurant_detail_menu
※注意点として、大将はとても誇り高い人だ。ローマピザに生命を賭けている。予約したのに遅れてきたり、数人がダラダラと来たりするお客さんがいると怒ってしまう。また、従業員(奥さん)に対して時々激昂するが、食事に集中してあまり聞かないようにしていた方がいい。笑

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