バター。

バターは繊細な香りを持つものだ。
バターを買ってきたら、なるべく早めに全体を使いやすい大きさにカットして、他の食品の臭いが移らないように、すぐに使いそうな分だけバターケースに入れると、鮮度を保ちながら無駄なく使うことができる。
余った分は適当な量に分けてラップに包んで、冷凍用のビニールパックに入れて冷凍庫に入れる。
ヨーロッパでは、バターを使う頻度が多いから、バターケースに入れてすぐに使ってしまうので鮮度もいいのだろうけど、和洋中と様々な料理を楽しむ日本では、必需品というよりも調味料の一つではないだろうか。
それでも、美味しいバターは旨味があり、その香りとともに料理を一段グレードアップしてくれるものだ。
僕はもう、20年以上、この木製のバターケースを使っている。
三谷龍ニさんという作家の方の手作りのものだけど、バターの油を適度に染み込ませつつ、いつ手に取っても木の質感が滑らかで温かい。
優れた道具には、使いやすさだけでなく、それ以上の恩恵がある。

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