ハワイ

『東京国際レズビアン&ゲイ映画祭』二日目は、『ハワイ』と『ヴァギナウルフなんかこわくない』の二本を観た。
『ハワイ』は、アルゼンチンの映画。小さな頃に一緒に遊んだ幼なじみが、再び昔の町で出会い、ともに時間を過ごすうちに、男同士の友情が微妙に変化してゆくエロティックな物語。
カメラが登場人物を描きながら、じれったいくらいにゆっくりと話が進んでゆく。ゲイ映画祭だから、当たり前のようにエッチなシーンを期待して観ていたのだけど、これは完全に裏切られることになる。
ひょんなことから一軒家で一緒に暮らしはじめたふたりは、まるで小さな子どもの頃のように無邪気に遊ぶ。空気銃で射撃をしたり、走って競ったり、川で泳いだり…昔と何も変わらないように見える幼なじみのふたりが、やがてお互いへの性的な興味が溢れ出し、関係性が微妙に変わってゆく。
セックスシーンはないのに、なんていやらしい映画だろう…。最後に大画面いっぱいにふたりの男のキスシーンが広がるのだけど、その美しさに胸が張り裂けそうだった。
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