バラの日々。

ピエール・ド・ロンサール 白

ピエール・ド・ロンサール 赤

アイスバーグ

今年は少しバラの開花も遅れて、ゴールデンウィークに入る前に真っ先に開いたのはアイスバーグ。ほんのやや暖かみを帯びた白い花は軽やかで、蕾の数がとても多く風にたなびく。
その後、ゴールデンウィークに合わせるように、ピエール・ド・ロンサールの深紅の花がたわわに花びらを拡げだして、それに続くようにマダム・アルフレッド・カリエールがふくよかな香りをまき散らす。
水仙やチューリップの弦楽器が奏でる音楽のような球根たちの開花から始まった春のベランダは、様々なバラの競演によってクライマックスを迎える。
マンションの一つ隣のおばあさんが、すれ違い様に声をかけてくれる。「今年も見事にバラが咲いていらっしゃいますね〜」
ベランダに蔓状に這わした様々なバラの開花は、外から見るとバラ御殿のように見えるようだ。(バラは光に向かって咲くため内側からはその豪華な鈴なりのバラは見えない)
毎年、同じことを繰り返していて、植え替えなど手間がかかるし、虫もつくのでうんざりすることもあるけど、この季節を迎えるとやっぱり1年間育てて来てよかったと思うことが出来る。
小さな庭を、また1年間守れたことに感謝している。

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