外国人客。

二丁目でたまに行く、とある店で飲んでいたら、アメリカ人らしき人が入って来た。
お店のママはすかさず店員に、「日本語しゃべれるか聞いて、しゃべれなかったらいつものように…」と言い、店員が片言の英語で聞くとやはりNOと答えた。そこで店員は、「member only…」と言って客を追い出した。
アメリカ人は怒って、「こんなこと、日本人がアメリカに来てもされないぞ!なんてhorribleなんだ!」と、何度か叫んでドアを閉めた。
僕は、店で一部始終を見ていて、困ったものだと思いながら、ママに聞いてみた。「なんで日本語話せないとダメなの?」
ママは、「日本のチャージというシステムがわからないから、勘定の時にもめたことがあって、それ以来入れないようにしているの…」ということだった。
僕は、「もし僕が海外に行って、同じことをされたら、間違いなく人種差別だと感じるし、とても悲しく嫌な思いをすることになると思う。チャージというシステムをわからせるような英文を用意して、見せるのはどうかな?」と提案してみた。
お通しというものは、日本の独特の文化であって、お菓子やつまみを勝手に出して、お金を取られるということはなかなか外国人には理解され難いのだろう。でもそれを、わからないからと言って入店拒否をするのは、人種差別だと思われても仕方がないように思う。
こんな余計なことを、ママに意見する僕のありようを見ていて、Kは、「人の店のことなんだから、放っておきなよ!」と言うのだけど、これからオリンピックを控えて海外からお客さんも増えて来るのに、人種差別をする店がたくさんあるととられては、そのうちに問題になるような気がする。
言葉が通じないことはお客さんとしても扱いにくいのはわかる。でも、こちらの商売のルールをきちんと伝えてわかってもらう努力をしてみてもいいのではないだろうか?
せっかく日本に来た観光客が、楽しかった思い出とともに帰国することが出来たら、次の観光客にも繋がっていくだろう。
カテゴリーgay

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