世界の果ての通学路

『世界の果ての通学路』は、4つの国の子どもたちが、ある朝、学校へ行くまでの話だ。
ただ、それだけの話なのに、笑いがこぼれ、目が潤むのはどうしてだろうか・・・。
この作品は、ナショナル・ジオグラフィックやBBCなどのドキュメンタリーテレビを手がけて来たパスカル・プリッソン監督による2作目の作品。世界中から地理的に特殊な学校を選び、ケニア、モロッコ、アルゼンチン、インドという4つの国の辺境に暮らす子どもたちが選ばれた。
それぞれの子どもを12日間ずつじっくりと時間をかけて撮影した後、巧妙に編集された作品は、リアリティがあり、観ているうちにそれぞれの暮らしている環境に引き込まれることになる。
4つの国の子どもたちは、それぞれが置かれた環境でそれぞれの問題を抱えて生きている。
ひたすら学校へ向かう子どもたちの姿は、彼らの生きざまをこれ以上ないくらいにしっかりと映し出している。
まるで、宝石のようなドキュメンタリー映画だ。
★世界の果ての通学路
http://www.sekai-tsugakuro.com

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