パンドラの約束

先週末から2週間限定でシネマライズで始まった映画『パンドラの約束』は、驚きのドキュメンタリーだった。
それは、この映画ではなんと、今までずっと反原発主義だった環境運動家や化学者や作家が、様々な問題を知っていく中で、原発推進派になっていった様を伝えていたからだ。
原発のこととなると、僕も含めてあまりよくわからないけど本能的に怖いから反対と言う人が多いのではないだろうか?
癌になるから…奇形児が生まれるから…チェルノブイリや福島での被害…廃炉の問題…でもこれらも、得体が知れないから恐ろしいのであって、きちんとしたデータを見ることが重要なのかもしれない。反原発主義の人々が決まって感情的になっていることが一番の問題点だとこの映画では言っている。
僕の周りの友人たちは、ほとんどが『反原発』だ。でも、本当に原発の問題点と良い点、他のエネルギーの問題点と良い点をきちんと話すことが出来る人は少ないと思う。
原発や放射線に関する情報は、ネット上でむやみに溢れているし、それぞれの思惑が絡んだ不正確な情報も錯綜しているため、正確な情報を手に入れることはもはや難しいに違いない。
一番大切なことは、地球がこれからも美しい状態で存在していくために、今の時代でどのエネルギーを選ぶことがベストなのかということだろう。
原発反対であるにせよ、原発推進であるにせよ、この映画の論理を聞くことは、さらにもっと自分の中の考えを掘り下げ確かめる指針になるかもしれない。
★パンドラの約束http://www.pandoraspromise.jp/

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