あなたを抱きしめる日まで

アイルランド人のフィロミナ(ジュディ・デンチ)は、若い頃に自分の息子と離れ離れにならざるをえなかった。50年を経た今でも息子のことを忘れることは出来ず、もう一度息子に会うために旅に出る。
友人のSさんに誘っていただき試写会で観ることの出来たこの映画は、期待とは全く違った驚きの結末と観終わった後にいつまでも胸に深く余韻の残る秀作だった。
これは、アイルランドのカソリック教会で、実際に起こった話であり、フィロミナは今でもアイルランドに実在する人物だ。
珠玉のストーリーなのでいっさい話には触れないけれども、この映画は、単純な息子探しのお涙頂戴映画ではない。
この映画は、人権の話であり、信仰の話であり、愛の話であり、罪と罰の話であり、赦しの話であり、人間と神の話であり、生き方の話である。
この春、絶対に映画館で観て欲しい一本。
★あなたを抱きしめる日までhttp://www.mother-son.jp/sp/index.html
来週末から。

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