新しいお店をはじめます。

アサリの香草蒸し

仲のいい三姉妹と、仲間たちで、神宮前でLGBTレストランをやることになった。
ロゴは今、作っているところで、まずは第一回目の試食会があった。
この店のシェフになるHは、和食とイタリアンで修行を積んだFTMの子で、背丈も175センチあることから、ずっと男として社会で働いて来た。保険証なども叔父さんの保険証を借りて、コピーして貼り付けたり、店でも男で通すために涙ぐましい努力をして来たのだ。
今回、コース仕立てでいくつかの料理を作ってくれて、それに対して、みんなが思ったことを言う感じに。みんな、色々と食べ歩いているからかなり辛口で、明らかにHがへこんだのがわかったけど、人からお金をもらうということは、家で友人に出す料理とは違うのだ。なんとかオープンまでにいい感じに持っていけたらと思う。
一口にタイ料理と言っても、それぞれタイ料理でイメージするものは違っていて、Hもなんとかタイ料理の枠にはめようと苦戦した後がうかがえた。
僕は、あまりタイ料理縛りにならずに、Hの得意なイタリアンや和食を生かした料理を作ったらいいのではないかと提案した。普通のタイ料理の店など、チェーン店でたくさんあるのだから…。
みんなでわいわいと物件を見に行って、これをどう改築するかなど話を聞いて、なんだかみんなワクワクしているのが伝わってくる。
それはまるで、学生の頃に、文化祭の出し物をみんなで作った時のワクワクする感じに似ている。
この店を一つの場所として、LGBTが働いたり集うことの出来る店が、もっともっと増えて行ったらいいなあと、子どものように夢を見ているところ。

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