チョコレートドーナツ

舞台は1979年から80年代のカリフォルニア。
ルディは、あまり稼げない暮らしでも、ショーダンサーとしてゲイである自分に誇りを持って生きている。ポールは一度女性と結婚した後に別れて、親のあとを継いだが、世界を変えるために弁護士の仕事を自ら選び直す。そんなまったく違う世界のふたりが出会う。
ルディはある日、ヤク中の母親にかまって貰えずひとりで膝を抱えている、ダウン症の少年マルコに会う。
同性婚がまだ認められない時代に、ルディとポールはふたりで身体を寄せ合って生きている。なんとしてでも守ってあげたいと思う『家族』のために、同性愛に対する偏見や憎悪に満ちた社会に立ち向かってゆく。
主役のアラン・カミングの演技と歌が素晴らしい。音楽が言葉にならない想いを想像させる。
「血の繋がりだけが家族なのだろうか?」
これからの時代の新しい『家族』を、考えさせられる映画。
★チョコレートドーナツhttp://bitters.co.jp/choco/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です