Giglioで新年ランチ。

前菜の盛り合わせ

カルボナーラ

昨年のブログを見ていたら、同じ時期に同じ後輩Iと新橋お気に入りイタリアンのGiglio http://giglio-giglio.jimdo.com/ に来ていた…笑。18年間ずっと一緒に仕事をしている男の後輩Iと、10年くらい仲良くしている女の後輩Mが産休を終えて復帰したので久しぶりに三人が集まった。
Mは恋愛下手で、ダメな男とばかり交際しては酷い恋愛を繰り返していて、夢に見ていた結婚も婚期を逃し40歳になっていた。
恋愛ブログを書きながらもずっと仕事一筋と言った感じでいたMが、ひょんなことからいきなり20代後半の男とつきあい出し、結婚、そして出産という驚くような展開が起こり、今は幸福で満たされているように見えた。
昔は、僕たちクリエーティブ配属された人間は、クリエーティブで生きてゆくことを誇りにしていたし(今も誇りにしている)、仕事の成功だけがその人自身の成功であり、その人自身の価値であるような気がしていた。(もちろん、今でもそう思って生きている人は多いと思う)
私生活がどんなに破綻しようとも、仕事で名を成すことがカッコイイとされていたし、ヒットを飛ばせない三流クリエイターは恥ずかしい存在のような見られ方をしていたと思う。
20年会社に勤めて来て明らかに変わったことは、仕事はとても大切なことだけれども、人生のほんの一部だと思うことだ。
お世話になった上司が次々に会社を出向になったりしてゆくのを見ていると、必ずしも仕事一筋で名をなした人だけが幸せであるようには見えないということに気がついた。
その人がどんな風に生きて来たのか、その人なりの毎日が織り成すタペストリーのようなものがその人の人生なのだろう。
結局のところ、人を愛し、人に愛されて、幸せな時間を沢山体験した人が、幸せな人生なのではないだろうか。
会社も仕事も何もかも取っ払った時に残るものが、僕という人間なのだ。

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