七草粥。

昨年、1月7日の日に仕事を終えて七草を買いに走ったら、ピーコックも紀ノ国屋も売り切れだったので、今年こそはと鼻息荒く夕方にピーコックに駆け込んだ。
きちんと浸水した後、ゆっくり時間をかけて炊いたお粥は、塩味だけで身体の芯まで染み渡るような慈愛に満ちた味だ。
セリ、ナズナ、ゴ(オ)ギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロという七草のお粥を食べはじめたのは、なんと平安時代からだと伝えられている。
それぞれの野菜の渋みが、ほのかにお米の甘さと交わり、繊細な味を醸し出している。
僕は、お酒を飲みすぎた休日の朝なんかに、お粥を土鍋で炊くことが多い。
一度、お粥を自分で土鍋で炊いてみて欲しい。お米本来の甘さや美味しさを、身体の奥深くにしみじみと感じることが出来ると思う。
★お粥
米70ml(一人分)
水420ml(お米の6倍から7倍くらい)
塩 ほんの少し
1.土鍋にお水を入れて、といで、浸水させたお米を入れる。
2.蓋を少しずらして中火で火をつけて、沸いたら火を弱火にして20分。
3.少し味見をして硬さを調べ、30分近く経ったら、好みの水加減になるように水分が足りないようならお湯を沸騰させて足す。
4.最後に塩をひとつまみ入れて混ぜる。味をみて、少し薄いくらいで完成。(決して塩は入れすぎないように。おかずの塩気があるので)
※梅干し、ちりめん山椒、明太子、塩昆布などとともに。
※七草粥の場合は、3の後に細かく切った七草を入れて火をざっと通す。根菜は先に入れるとよい。
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