そして父になる

邦画はほとんど観ることがないのだけど、ブリママ(Bridgeのママ)がすすめていたので、観に行った。
6年間育てた男の子が、実は生まれた時に病院の手違いで、別の子と取り違えられてしまっていた二つの家族の話。
説明を最小限に省き、映像で間合いを持って眈々と見せていく演出は、やがて観ている人を巻き込み、知らぬ間に自分の立ち位置が迫られる。
親子という血の繋がりを取るか。
6年間育てて来た絆を取るか。
最初から最後まで、ずっと親の目線で語られながら、子どもの存在が鮮やかに浮かび上がる演出が見事だ。
こんな監督が日本にいるなんて、誇らしい。
★そして父になるhttp://www.gaga.co.jp/sp/cinemas/detail/soshitechichininaru
カンヌで審査員賞、サンセバスチャン国際映画祭では観客賞、ハリウッドでスピルバーグによってリメイクが決まったそうです。

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