あの頃、君を追いかけた

台湾と香港で爆発的なヒットとなったこの作品は、昨年の東京国際映画祭に来ていたのだけど、僕は旅行に行っていて、すっかり見逃していた。
先にことわっておくと、この作品、映画としては先が分かりすぎる脚本と、テレビ的な過剰演出のため、映画好きにはもの足りない作品だと思う。でも、それを差し引いたとしても、この映画を観に行く価値は十分にあると思える。
優等生の女の子と、悪ガキ高校生たちは、やがて進学、大学生活を経て、大人になってゆく。
同じ高校時代を送ったわけではないのに、なぜかわからないけど、この映画を観ながら、自分の高校時代のことを思い出して胸がせつなくなっていた。
この映画を観る人はきっと、この映画の中に、ある種の『普遍的な青春像』を感じて、僕と同じようにせつなさを感じるのではないだろうか?
あれほど純粋で、輝いていた時間が、かつて自分にも確かにあったのだ…と。
★あの頃、君を追いかけたhttp://www.u-picc.com/anokoro/
追記:
台湾映画では、なぜかこの手の『甘酸っぱい青春系映画』がジャンルとして確立しているように思える。数年前に観た『九月に降る風http://asia-republic.com/9wind/』は、今まで観た台湾青春映画でベストの作品だと思う。

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