元永。

唐津の赤ウニと焼きなすのジュレ

アワビの天ぷら

松茸と鱧のお吸い物

最後のご飯は、昨夜の『欧割烹 清水』と並んで今回楽しみにしていた『元永』へ。このお店、福岡の食通の間では、常に話題になる店で、予約もなかなか難しかった。
赤坂のケヤキ通りを入った小さな店は、大将一人でやっている。6席しかない店内は、お昼は一回転、夜は二回転するらしい。
1.焼きなすと冷たい唐津のウニのジュレは、唐津の赤ウニがなぜこれほど愛されているのかがわかる。ウニ自体がしっかりとしている。
2.アワビの天ぷらは、肝と細かなオリーブがソースとして奥行きを与えている。周りの野菜の天ぷらも香ばしい。
3.松茸と鱧のお吸い物は、丁度傘が開く松茸のみが持つ柔らかさを残している。レタスと大根がアクセント。
4.天然の焼き蛤は、手を加えなくても十分に美味しい。
5.クエの刺身。
6.赤むつ鱧の卵ソースがけは、思わぬ一品。赤むつと豆腐が、鱧の卵ソースにより渾然一体となっていた。
7.焼き野菜と揚げ野菜。パルミジャーノのようにかかっているのは、栗の実だった。面白い発想。
8.海鰻のスモークは、スモークすることにより、鰻独特の臭みを感じさせなくすることと、驚くほどの柔らかさを表現していた。
9.松茸ご飯。傘の開いた柔らかい松茸。
10.梨のデザート。
新しい料理を探求している姿勢がとても面白い店。コスパも素晴らしい。京都の板前割烹と比べてはいけない、新しい創作和食のお店だ。
大将の謙虚な人柄は、また来店したいと思わせる温かさを感じさせる。
★元永http://s.tabelog.com/fukuoka/A4001/A400104/40028372/?lid=header_restaurant_detail_review_list

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