能古島(のこのしま)。

福岡の港からフェリーで10分の所に能古島という小さな島がある。
1周12キロという小さな島は特に何もないけど、小さいがゆえに人間の開発も少なく、豊かな自然が残る島だ。緑は生い茂り、海の青さも印象的だ。
朝からバスに乗り港に出て、フェリーに乗るとぐんぐん小さな島が近づいてくる。桜島のような雄大さはないものの、こじんまりとした島は不思議な温かさに包まれている。
檀 一雄に愛され、井上陽水の歌にもなったこの島は、行ってみるとその不思議な魅力を感じることが出来る。
人間が壊す前の美しい自然が残るこの島にいると、日本のかつての経済発展を重視してきた闇雲な生き方ではなく、自然との共生を考えた穏やかで賢い生き方が出来ないものかと思わざるをえない。
特産のアサリの出汁のしみたご飯を食べながら、緑や海を見ているだけで心がほどけていった。
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