海へ。

今年の水着。表

今年の水着。裏

何年ぶりだろうか…夏に海に来たのは。一昨年の、タイのサムイ島以来かもしれない…。
東京生まれ東京育ちの僕は、夏休みと言えば、必ず伊豆の伊東か、下田か、熱海か、修善寺に遊びに出かけていた。
夏は暑く、クワガタやカブトムシに夢中になり、蚊に刺され、海に潜り、かき氷を食べて、花火で遊び、いつまでも夏休みが終わらないようにと願った。
宮崎県の延岡の周りは、ひと気の無い波が静かな砂浜がいくつかある。Kとコンビニで、水やカルピスを買って、車の中で水着に着替えて砂浜へ。
照りつける太陽で砂は熱く、日焼け止めをお互いに塗りあいながら、
僕「背中、ちゃんと塗ってくれた?山海塾みたいになってない?」
K「山海塾ってなんですか?」
穏やかな海では、泳ぐというよりも、体を大の字に拡げて、静かに浮かんでいるのが好きだ。
顔の上に太陽を感じて、身体中の力を抜いて、海にすべてを委ねたら、自分の呼吸にだけ意識を集中する。海の上に浮かんでいると言うよりも、何かと一体になっているような不思議な気持ちになれる。
海から上がり、シャワーを浴びて、車のそばでタオルを巻いて着替えながら、ふたりとも、子どもの頃に戻ったような気持ちになってはしゃいでいた。
この週末は、あの頃のような夏が、ぎゅっと詰まっていた。
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