夜神楽。天岩戸神社。天の安河原。

夜神楽

天岩戸神社

天の安河原

高千穂神社にて、『夜神楽』をはじめて見た。平安時代にはすでに記録に残っているという『神楽』は、日本神話の様々な話を表現している。本来ならば何時間もかけて演じられるのだけど、観光客のために365日、代表的な神楽を4つ披露してくれる。
高千穂では場所柄、天照大神が天の岩戸にお隠れになり、必死になって探す神様や、天の安河原で、八百万の神がなんとか天照大神を呼び出そうと饗宴を繰り広げる所など様々。
これからも神楽のような伝統芸能が残っていけるかどうかは、今の人たちにかかっているのだろう。
翌朝、念願の『天岩戸神社』へ。ここも高千穂神社と似て、厳かな雰囲気に包まれている。天岩戸神社から、歩いて10分程度の河原に、『天の安河原』がある。ここは、八百万の神が集まり、天照大神をなんとか呼び戻すために相談し、饗宴を繰り広げた場所。
今は、毎日沢山の人々が訪れ、祈りを込めて石を積み上げている。河原のずっと遠くまで積み上げられた石が置かれた美しい景観は、現代美術の作品のように見える。
ずっと昔から、毎日沢山の人々の願いや祈りが、この場所で込められている。
僕をはじめ、人間は、なんと小さく、弱い生き物であろうか。
不思議と、宇宙や神様のことを、畏れ、敬う気持ちになる。
きっと、何千年も前の人たちと同じように。
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