『伝説のディヴァイン』東京国際レズビアン&ゲイ映画祭5

結局、今回の映画祭では、8本の映画を観た。今までの映画祭と比べて今年はクオリティが高く、面白い作品が多かったのではないかと思っている。
『伝説のディヴァイン』は、『ピンクフラミンゴ』で有名な、クィアのディヴァインのドキュメンタリー。
ボルティモアで育った、甘いものが大好きで、女の子のような肥満児が、様々な人との出会いの中で、ドラァグクイーンとして名を馳せてゆく話。
ドキュメンタリー作品として、とても良く出来ていた。ディヴァインは、女装になりたかったわけではなく、あくまでも、みんなから注目されたり、尊敬されるようなセレブリティになりたかったようだ。
有名になるためには、犬のウンコを食べることも厭わない姿は、本当に凄いと思う…笑。
お母さんが、彼のことを受け入れることが出来ずに、一度は彼を遠ざけるのだけど、ディヴァインとなった後、和解して、赦し合うところは、とてもよかったと思う。
ドラァグクイーンが、まだ、『怖いけど綺麗。面白くてお洒落』などというスタイルが多かった時代に、『肥満で、気持ち悪いメイクで、辛辣な言葉を吐く稀有な存在』であったディヴァインは、相当時代の先を行っていたのかもしれない。
カテゴリーLGBT

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