夏野菜。

今は、いつの季節にだって、夏野菜は買えるけど、暑いこの時期に食べる夏野菜は、格別に美味しい。
なす、トマト、ズッキーニ、赤や黄色の鮮やかなパプリカ・・・毎年作る『ラタトゥイユ』は、夏野菜が本来持っている甘みが存分に感じられるし、温かくても、冷えても美味しい。
僕が唯一、自らは好んで買わない夏野菜は、キュウリ。
青臭い匂いは、森林の匂いと同じ系統に分類されるらしいけど、昔、鈴虫やカブトムシに餌としてきゅうりをあげていたので、どうしてもその匂いのイメージは、虫に繋がっている・・・。
そして、その94%が水分でしかない。『最も栄養のない野菜』として、ギネスブックに載っているのだ。(昔は、なすが最も栄養のない野菜と言われていた時があるけど、皮の部分に潜む、ポリフェノールに注目が集まっている)キュウリに罪はないのだけど、実は益もほとんどないのだ。
「きゅうりのバカ!」
それでも、よく冷やしたキュウリは、たとえまったく栄養がなかったとしても、かじるその「歯ごたえ」や「音」に価値があるのであって、涼を感じる夏野菜として、これからも日本の食卓に居続けるのだろう。(´・_・`)
★僕のラタトゥイユ
(ラタトゥイユには、様々な作り方があるけど、僕は、何を食べているのか分からないごった煮が嫌いなので、素材の形が残るように分けて炒めて最後に合わせる)
なす2個
ズッキーニ1本
パプリカ違う色を1本ずつ2本(赤や黄色)
プチトマトかフルーツトマト、1パック
タマネギ1個
にんにく1かけ
タイム3小枝
鷹の爪 小2つ
オリーブオイル
白ワインもしくはシェリー酒大さじ3
美味しい塩
1.にんにくは、芯を取り、包丁の腹でつぶす。たまねぎは、半分に切って、7ミリくらいにスライス。パプリカは、ヘタと種を取り除き、食べやすい大きさに。プチトマトはヘタをとっておく。なすとズッキーニは、輪切りにしたあと、大きければ半月に、切ったそばから水に浸ける。
2.オリーブオイル大さじ2に、にんにくとタマネギを入れて香りを立て、タイムと鷹の爪も入れる。(きつね色になるまで炒めないこと)そこに、パプリカを入れて、全体に薄めに塩を入れる。
 
3.火が通ったら、バットに取り出す。もしくは、別のフライパンに、オリーブオイル大さじ2でズッキーニを入れて塩をふり、焼き色をつけて炒める。(あまりいじらない)
4.ズッキーニを取り出し、オリーブオイル大さじ4になすを入れて、塩をふり、焼き色をつけて炒める。(あまりいじらない)
5.すべての野菜にプチトマトを食わえて、白ワインかシェリー酒をふる。10分から15分、水分を飛ばすように火を入れたら完成(焦げないように1〜2回ひっくり返すが、あまりかき回さないこと)
※パスタの上に乗せても美味しい。その場合は、オリーブオイルを回しかけた後に、パルミジャーノをたっぷりと。
 
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