『意識』その1。

今日は、本を読んでいて、ぐるぐる考えていることを書きます。
はじめは、目に見えないほどの精子と卵子なのに、その小さな粒が、今の僕の顔や身体になってゆく。その小さな粒には、僕のような身体や顔や気性になってゆくイメージを持っていたのだろう。
僕たちの身体(髪や皮膚や爪や血液や筋肉や臓器などの細胞)は、ある一定の時間を経て完全にすべて新しく生まれ変わる。およそ1年くらいで、身体のすべての細胞が生まれ変わるという。
それなのに、僕たちの『意識』は、いったいなぜそのままあるのだろうか?子どもの時からの記憶をはじめ、一年前のことも、そっくりそのまま覚えているのはどうしてだろうか?
『意識』というものが、脳の中に存在しているのならば、脳細胞が生まれ変わる時に、また新しくなってもよさそうだと思う。
たとえ、手がなくなっても、足がなくなっても、『意識』があれば、自分はまだ、存在していると感じることが出来る。それはすなわち、僕たちは、『身体』なのではなくて、『意識』なのだ。『身体』は、まるでクルマのようなものなのだろう。

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