なんじゃもんじゃの木。

桜が終わると、外苑では雪を思わせるような真っ白な
『なんじゃもんじゃの木』が咲き始める。
高校の頃から、外苑の道の所々で見かけていたけど、
この植物は、あまり他で見るケースは少ないように思う。
調べてみると、この「ひとつばたご」という名前の植物が、
なんじゃもんじゃと名付けられた由来が、
この外苑のなんじゃもんじゃの木だったらしい。
鮮やかな緑に、プロペラ型の白い花をたくさん咲かせ、
間もなくすると、辺り中に花びらを、真っ白な雪が降るように散らす。
伊豆の修善寺にも、
確か大きななんじゃもんじゃの木があったように思うけど、
この花でさえ、咲いているのはきっと2週間あるかないか。
季節はとどまることなく、流れ続けている。
ゆく春も、夏の気配も、見逃すことのないように。

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