春のえぐみ。

独活を酢水に

蕗の板ずり

たらの芽と蕗の薹

午前中、映画『アンナ・カレーニナ』を観て、昼は家に帰り、春野菜の下ごしらえをしながら過ごした。
独活(ウド)は、皮を厚めに剥き、酢水にさらす。生で白和えもいいけど、今日は茹でて、胡麻和えにした。独活は生でかじるとわかるけど、独活自体の甘みが感じられる野菜だ。皮は、キンピラにとよく言うけど、僕はニンニクと鷹の爪で炒めるのが気に入っている。
蕗(ふき)は塩をふり、まな板の上で両手で転がし板ずりをする。少し置いたのち、軽く茹でて、水に取り、皮を剥く。これは、指ではなくて、ペティナイフで先端の皮を掴みながらやると剥きやすい。きゃらぶきのような味は好きではないので、あっさりとした煮浸しに。
蕗の薹(ふきのとう)とたらの芽は、根元を綺麗に切って天ぷらに。天ぷらは、ほとんど家では作らないけど、この時期だけ食べたくなるから不思議だ。これは、片栗粉を混ぜるとうまく揚がる。蕗の薹は、先日、アーリオオーリオにして食べたら、とても美味しかった。
竹の子にしても、蕗にしても、独活にしても、それぞれが独特のエグミを持っているけど、ちょっとした一手間をかけることで、美味しくいただくことが出来る。野菜の下ごしらえは、先人の知恵だ。
それにしても、揃いも揃って、なんでこんなにアクの強い野菜ばかり春にはあるのだろう?
そして、それらを身体が欲しがっているように感じられるのも不思議だ。
カテゴリーfood

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