同源楼

前菜の盛り合わせ

豚と山芋の黒酢豚

麻婆豆腐

中華料理の中で、僕は、四川料理が一番好きだ。北京でも、上海でも、広州でも、一度は四川料理の店で食事をしたいと思う。
それは、日本にはあまり本場の四川料理が入って来ていないから。日本に形を変えて馴染んでいるのは、担々麺や麻婆豆腐だけど、それも日本人のためにすっかり別物にアレンジされている。
この店では、『唐辛子の辛さである「辣味」(ラーウェイ)と山椒の一種である花椒(ホアジャオ)の他、日本ではあまり使っていない「麻椒(マアジャオ)」も使用している』と書いてあるように、本格的な辛さの四川料理をリーズナブルに食べることが出来る。
お得なランチがあるため、ランチで利用することが多い人気店だけど、運よく予約が取れたので、久しぶりに、S太郎とK太郎と三人で『同源楼』へ。
四川料理は、実はすべてが辛い料理ではなくて、辛さ以外にも様々な味のバリエーションが楽しめる。
オーダーの時に注意しなければいけないことは、辛い料理を食べに来たとしても、辛い料理ばかりで埋め尽くさないように、半分くらいは辛味の無い料理を頼むことだろう。なぜなら、本場の四川料理は、あまりにも辛いから。
辛味は、元々、人間の味覚ではなくて痛覚に訴える感覚だ。あまりにも辛いと、美味しいなどという次元を超えて、身体が痛みとして捉えるだけで、食事を楽しむどころでは無くなってしまう。
いつも、この三人で食事をすると、今度はいつ台北に行けるのか?とか、シンガポールと香港はブスの巣窟だとか、4月からゲイクルーズでアジアをS太郎が周るとか、K太郎が韓国にはまりそうだとか、お店の人などおかまいなしに、オカマ話に花が咲く。
1月に、シンガポールに三人で行くという話は、僕の仕事で行けなくなったので、今度は台北か香港かという話で盛り上がった。いい年したゲイ三人の会話は、どうしていつも、sex and the cityのようになってしまうんだろう?と、二人のおばさんを見ながら思った夜。
いずれにせよ、俺は、キャリーだな。ふっ。
★同源楼
http://s.tabelog.com/tokyo/A1308/A130801/13041758/

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