世界にひとつのプレイブック

アカデミー賞8部門にノミネートされている「世界にひとつのプレイブック」を観た。
ブラッドリー・クーパーも好演だったけど、ジェニファー・ローレンスが圧倒的な可愛さを放っている。今回のアカデミー賞主演女優賞の最有力候補と言われているのも頷ける。
人生のたいせつなもの、ほとんどすべてを失ってしまっている二人が出会い、助け合ううちに、やがて惹かれ合ってゆく恋愛映画。
不可抗力なのか、自分のせいなのか分からないけれども、不思議なくらい人生には色々な出来事が起こる。時には酷く傷つき、頭がおかしくなり、すべてが滅茶苦茶になってしまうようなこともあるかもしれない。
過去に囚われてばかりいて、なかなか前に歩き出せない主人公の気持ちも、歯がゆいくらいに分かる気がした。純粋で不器用なふたりを見ているうちに、いつの間にか、このろくでもない状態のふたりを応援している自分に気づく。
まっすぐな子どものような性格の、ブラッドリー・クーパーがなんともかわいい。
そして久しぶりに、クーパーのお父さん役のロバート・デ・ニーロが好演。お母さん役のジャッキー・ウィーヴァーもいい味を出している。
間違いなく、見終わった後に、清々しい気持ちになれる、アメリカ映画らしい解放感に満ちた映画。
★世界にひとつのプレイブック http://playbook.gaga.ne.jp/

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