ZANNA

久しぶりに、日本でミュージカルを観た。田中ロウマ主演の、ゲイやレズビアンがテーマになったミュージカル「ZANNA」は、ストレートとゲイの世界があべこべのお話。
男は男同士、女は女同士で恋愛、結婚をすることが当たり前で、異性愛は禁じられているという世界なのだ。
そこでは、アメリカンフットボールよりも、チェスがみんなの人気だったり、飲み物も、アルコールよりもミロが強かったり、何もかもが逆の物差しで計られ存在している。
6日間限定公演ということもあり、美術や照明など安っぽかったり、所々で荒っぽさが残るし、演出も残念ながら稚拙に感じられた。
それでも、歌はきちんと唄えているし、話の着想はとても興味深いと思う。何よりも、こんなゲイネタのミュージカルを日本で公開したこと自体、初めての試みに違いない。
もしも僕たちがマジョリティだったら世界はどんな風に感じるのだろうか・・・そんなこと今まで考えたことも無かったけど、こんなミュージカルを、ストレートの人たちが観て、その中の何人かが、ほんのちょっとだけでもゲイやレズビアンなどのことを想像することがあるとしたら、とてもいい機会になると思う。
それにしても、田中ロウマ、オネエキャラ全開だったなぁ。
★明日23日まで
「ZANNA http://www.tohostage.com/zanna/」
カテゴリーart

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です