天寿し 京町店

河豚の白子(Kに撮らせたらブレていた)

昼に北九州空港へ。スターフライアーは、黒い機体が斬新でかっこいい。機内のソファーは黒の革張りで、安全確認ビデオも、忍者が出てくるなど、ウィットに富んでいる。
小倉では、「天寿し 京町店 http://s.tabelog.com/fukuoka/A4004/A400401/40000721/」へ。基本的に、塩とかぼすで味つけされて出される小倉の寿司は、さっぱりとしていて、魚本来の甘みを感じることが出来る。
途中、帆立は甘いタレがかかり、柑橘が続く中で変化を生み、平目は肝が乗っていて、味わいに複雑さを加えている。
太刀魚は、ガスの後炭火で炙って香りよく、鮪の漬けは、鮪そのもののお出汁の中で漬けにされている。
鯵は、高松特産の粉醤油が乗っていて、食べながら醤油の味が口の中に拡がるように考えられている。
一本釣りの黒鯛は、歯ごたえとともに鯛の濃い味がして、河豚の白子は、熱々で供されるため、口の中でご飯と混ざり合いリゾットのように感じる。
河豚は、白身の中に河豚の味が閉じ込められていて、五島の鰤は炙った香りが食べた後まで口の周りに漂っているかのようだ。
お酒を一切出さずに、お寿司の味を存分に味わっていただきたいという大将の心遣いは、随所にゆき届いている。
大将が、金沢の有名店「小松弥助」に言われた言葉を教えてくれた。
「寿司屋は、お客さんを緊張させたら負けだからね」
大将は、すべてのお客さんをやさしく包みこんでくれるような人だった。
先代から引き継いだ、美しい小倉の寿司の伝統を、後の世にも遺していただきたい。
胡瓜
トロ
赤烏賊
車海老
しめ鯖
帆立
平目
太刀魚
鮪のづけ

お吸い物

栄螺
海老の頭
黒鯛
河豚の白子
穴子
河豚
渡り蟹

玉子
メロン

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