僕が茗荷が好きなことを思ってか、畑で取れた茗荷を、母が先々週たくさん送ってくれた。
そして今週、また母から電話があり茗荷の入った小さな小包が届いた。
茗荷はこの時期、畑の至るところでどんどん成長して来るようで、取っても取っても生えてくるのだそうだ。
茗荷に混じって、ピーマンやきゅうり、母が漬けた綺麗な色の茄子やきゅうりの漬物も混じっていた。
時々、庭のハーブ類がビニール袋に入れて入っていることもある。僕がハーブが好きなのを知っていて、家に飾ると思っているのだ。
宅配便を送る日と、到着した日に母から電話が来る。ちゃんと僕が受け取ったか知って安心したいのだろう。
今は特に時間があるからだろうけれども、母はこうやって、いつも僕のことを気にかけてきたのだと思う。
こうして小さな小包をもらってやり取りできる幸せも、永遠には続かないことを思うと、今のありがたさを噛み締めておかなければと思うのだ。