いつのまにか季節は、晩春から梅雨へと移行していて、日によっては梅雨の中休みのような天気の日もあれば、梅雨らしい湿気を感じる曇りの日もある。
我が家のベランダも、バラが一段落して、紫陽花がほぼ後半戦に差し掛かり、今はいちじくやレモンなどの果実が少しずつ大きくなってくるのを楽しみに横目で見ている。
いちじくの実は毎年のことなのだけど、気がつくといつのまにかなっているものだ。
以前にもここに書いたように、いちじくは無花果と書いて、花がない果物と言われるけど、実際はこの果実の中に花があるそうで、表立っては花が咲いていると見えないだけのようだ。
誰にも気づかれずに、いつのまにか果実を膨らませているいちじく。その美しい葉っぱとともに、小さなベランダに個性的な存在感を放っている。