赤いパンツ。

おそらく20年くらい昔だろう。
ニューヨークのマディソンアベニューにあるラルフローレンで鮮やかな発色のコーデュロイのパンツを見つけて、赤・緑、紺色の3本を大人買いして帰ってきたことがある。
赤と緑に関しては、ちょっと普通のお店には売っていないような鮮やかな色で、コーデュロイのためか光が当たるとより彩度が高く見えるパンツ。
冬になると寒い日にはそのパンツを履きたくなり、会社の上司はそのパンツを見ると、
「今年もそのパンツの時期がやってきたんだな…」
と言うくらい、ちょっと目立つ色なのだ。
先日この赤いパンツを履いて、紺色のスタジャンを着て、水色のマフラーをしてクライアントから会社に戻ってきたのだ。
地下の入り口から会社に入るエレベーターに乗ろうとしたところ、警備員に呼び止められた。
「あのー、こちらは〇〇会社なのですが、こちらの会社に何か御用でしょうか?」
僕はゲラゲラ笑ってしまったのだけど、社員証を見せると、警備員の方に何度も頭を下げられた。
自分の会社に入るのに呼び止められるなんて、よほど洋服が変だったのだろう…。笑

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です