宮島へ。

会社に入ってまだ間もない頃、クリエーティブ研修をしている時に局の次長が僕に行った。
「アイデアというものは、丁度、海に鳥居を建てるようなものだよ」
その頃、この人は何を言ってるんだろう?なんて思っていた僕は、宮島の厳島神社へ来て、彼の言いたかったことを考えた。
厳島神社は、推古元年(593年)創建の世界遺産だ。昔から神の島と崇められていたので、御社殿を敢えて海水の満ち引きする場所に建てたそうだ。
はじめて降り立つ宮島は、ここがこうして美しいまま残されていることに感謝したくなるような、日本人として誇らしく思うような美しい島だった。
町を流れる小川には、ゴミひとつ落ちていることはなく、町のいたるところに鹿がのんびりと歩いている。
そして、山全体を覆うかのように輝き続ける新緑のもみじは、紅葉の美しさを想像させる。
仕事でほんの数時間滞在しただけだったのだが、またすぐに訪れたいと願った。
恐るべし、世界遺産。
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