ジビエの夜に、カミングアウト。

ドラキュラの家みたい…

猪や鹿がぶら下がっている

青首鴨

若い肉は、ハリがあって美味しいけど、熟成肉がこのところ話題になっている。これ、男の話ではなく、ジビエの話。
中目黒の商店街をまっすぐ抜けて、商店街が終わる突き当たりの地下にそのお店はある。入り口には、鹿の剥製がこちらを見据えていて、まるで、ドラキュラの館のようだ。中に入ると、猪や鹿など様々なお肉が迎えてくれる。店内に入ると、フランスやベルギーの田舎町のレストランに迷い込んでしまったよう。
メニューは、アラカルトでシェアして食べれるから嬉しい。鴨が半羽出て来ても、ふたりでシェアすれば食べられるから。ワインの品揃えも素晴らしい。泡から、白ワインをグラスでいただき、最後にボトルでシャトー・ヌフ・ド・パープをいただいた。
会社の女の子Yが、結婚したというので、久しぶりにゆっくり食事をしようと来たのだけど、ロスに住む彼女のお兄さんの話になると、「実はゲイなんですよ!」と早々に言われ、僕もおもむろに、「これ、俺の恋人…」と言ってKと写っている写真を見せた。彼女は、アメリカで育ったせいか、全く驚く様子もなく、「素敵、彼何歳ですか?かわいい!」と言ってすかさず、「私、このことは、誰にも話さないから安心してください」と言って笑った。
その後Yとは、今まで以上にお互いのプライベートの話をすることが出来たし、距離がぐっと縮まった気がする。この頃、会社の妹のような後輩Gのせいで、社内での僕の勝手なアウティングが進んでいるのだけど、今日のように、言っても、それを理解し受け入れてくれる土壌があれば、社内でのカミングアウトもありだなと思った夜だった。
お肉が食べたくて食べたくて堪らない野獣のような夜におすすめ。
★ラ・ブーシェリー・デュ・ブッパ 「La Boucherie du Buppa」
http://dubuppa.com/
カテゴリーgay

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です