母の家へ。

月曜日の裁判に向けて、午後の便で東京に飛んだ。

先ずは母の家に行き、宮古島に送るために買って置いた大きな家具2箱を梱包する。

三辺の合計が2mを超える荷物は宅配便では運んでもらえないので、引越しと同じ大型荷物の手続きが必要になる。今回の荷物の三辺の合計は252cmなので、3万円近くの配送費がかかるそうだ。

離島って送料がほんと馬鹿にならない。

3月に宮古島に遊びに来た母は、今回も元気で安心した。家は外装を塗り直している最中のようで、足場が組まれていた。

食事は要らないと言っておいたのに、僕のために唐揚げや天ぷらを揚げてあるというのでありがたくいただくことにした。

その後、母は部屋に色々あるから見てから帰るようにと言うので部屋に行くと、僕が子どもの頃大切に飾っていた何体かのピエロのちいさな人形や会社に行っていた時のワイシャツや、相当昔のデザイナーズブランドの服なんかが置いてあった。

「みんな持って帰りなさい」

「こんなに沢山トランクに入らないから、少し選別するね」

「私ももうだいぶん整理してるの。この千住博さんの版画はあなたにあげるから」

予定外の荷物をトランクにぎゅうぎゅうに詰めて、母の家を後にしたのだった。

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