せっかく東京に行くついでに、リフォームで必要な資材などを直接この目で確かめたいと、幾つかのショウルームを予約しておいた。
限られた予算の中で、何に重点を置いてお金を使いいかに居心地のいい部屋にするか、こんなこと初めてなのであれこれ考えることがいっぱいだ。
例えばお風呂、シャワー、洗面台、トイレなどの水回りのタイルをどうするか。浴槽をどうするか、洗面台や混合栓はどうするか、シャワーはどうするか。決めなければならないことが次から次へと出てきていて、決断を間違えると後戻りの効かないものもある。
タイルは、中野坂上にある平田タイルに実際のタイルを見に行き、ショップの人にいろいろ質問をして大体決まった。タイルやフローリングはサンプルを家に送ってもらっていたのだけど、小さなサンプルでは実際に貼られた雰囲気はなかなかわからないもの。ショウルームに行けばある程度大きな面で貼られているのでかなり実際の空間が想像できる。
フローリングは、南青山にあるNISSIN EXという会社に。床材は無垢の木材の質感を残すべきか、ウレタン塗装にするべきかも迷うところ。1平米の値段が千円違うだけで、全体としては大きな違いになるので慎重に選ぶことにした。それと、木材のはばも90ミリ・120ミリ・150ミリとあり、敷き詰めた時の見え方が全然違うのだ。
洗面台はイタリアの職人の作る「CIELO」と言うブランドのものにして、横幅は60cmはないと洗った時に水がバシャバシャとはみ出てしまうかもと思う。
シャワーや混合栓に関しては、僕は「GROHE」が好きなので、これも南青山のショウルームを予約して、シャワーの圧力なども確かめさせてもらうことができた。
ディテールに凝り出したらキリがないとも思うけど、ドアノブは真鍮がいいなあ・・・とか、照明はフロアスタンドやテーブルランプを置きながら、ペンダントライトをテーブルに置けばいいかな・・・。
初めての宿を開業するにあたり、なんとか毎日手探りで進んでいる。