海と一緒に暮らしていて、そのいたずらに笑ってしまうこともあるし、興奮して言うことを聞かない姿に怒ってしまうことも時々ある。
でも日に何度も思うことは、海は神様からの贈り物だということ。
海は、とても素直でやさしく、温かい。
僕が少しでも足を掻いていると、すぐに寄ってきて足を舐めてくれたり、ちょっと留守にして帰って来た時に、心から喜んでいる姿を見ると、その真っ直ぐな愛に言葉をなくしてしまう。
その身体から発せられる人間より高い体温の身体を、しっかりと抱きしめてみる。
この温もりややさしさを、どんな時も僕が忘れないように。