今日は休暇をとって、母に会いに行った。
熱海の駅から千葉の母の家がある駅まではちょうど2時間。家を出てから2時間半で母の家に着くことができた。
母は唐揚げや天ぷらを用意しておいてくれていて、すぐにお昼ごはんになる。
母は父と再婚してかれこれ18年。今の仲睦まじく幸せそうな二人を見ていたら、お父さんにとても感謝したくなって、「母と結婚してくれてありがとうございました」と面と向かってはじめて言った。
自分の人生で一番辛かった出来事は2つあって、そのうちの1つは、僕がまだ小学生の頃、母が父にいじめられていた記憶だ。
その頃の話をしながら、今の母がどんなに幸せそうに見えるかと思ったら泣けてきた。
母は、「あんた、泣き上戸なの?」と言っていたけど、それは悲しい涙ではなく、うれしい涙だった。
父は言葉少なに恥ずかしそうに僕をじっと見つめていた。