海の両親と兄弟に会いに。

海は、奈良で生まれた。

生まれて1ヶ月経った時に奈良のブリーダーの家に海を見に行き、2ヶ月経った時に我が家にやって来たのだった。それから4ヶ月が過ぎて、海も6ヶ月になり中学生くらいに成長した。

今回の関西への旅行は、Nの墓参りと海の里帰りが目的だった。2ヶ月も過ごした海にとっては実家のような家や両親を、海は覚えているのだろうか?

ブリーダーの家に着くと、すでに1頭海の兄弟犬のジャックが来ていた。ドッグランのようなスペースに海を放つと、ジャックは海と見分けがつかないくらいよく似ていた。

やがてそこに、マメというお父さんが登場した。マメは体高65センチもあるシルバーのスタンダードプードルで、海もマメのように大きkなってほしいと思うのだけど、海のこの頃の食欲のなさを見ているとここまでは大きくなれないだろう。

左から、ちゅら・海・マメ

マメは海を覚えていないのか、威嚇するように時々唸り声をあげ、そこら中におしっこをしてマウンティングし始めた。海はマメに喜んで近づくのだけど、マメは最後まで心を許さないまま。
右がお父さんのマメ

その後、海のお母さんであるアリスが放たれたのだけど、アリスは海に何度も吠えて怒っていた。「アリス、いつもこうなんですか?」とブリーダーに聞くと、「アリスは自分の子どもにだけ吠えるんですよ。他の犬には吠えたこと見たことないんです」と言っていた。
左から、海・ジャック・アリス(お母さん)

自分のおっぱいをあげて育てた子ども犬を、母犬はまだ覚えているのだろう。そして犬の社会の上下関係をしっかりと学ばせようとしているのだろう。

海は他のちゅらという若い雌犬と一緒になって楽しそうに駆け回って遊んでいたのだけど、ブリーダーさん曰く、海は天真爛漫で、とてもよく育っているとのことだった。

それに比べると、兄弟犬のジャックはおとなしく、他の犬を怖がっているようで椅子の上に座ったまま、決して他の犬に近づこうとはしなかった。ジャックは人間に対してとても人懐こく、やさしく、とてもかわいかった。ジャックに比べると、海はやんちゃで、他の犬を恐れることもなく自分からズンズン尻尾を振って近づいていく好奇心旺盛タイプだ。

ジャックのご家族とは、海やジャックを育てる中での困りごとや悩みなんかを共感しながら話すことができた。時々悩んだり、困ったこともあったけど、他の兄弟犬たちも同じような悩みを抱えていたのだ。

海は本当に楽しそうに走り回っていた。海の幸せそうな顔を見れただけで、遠路はるばる奈良まできてよかったと思えたのだった。

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