会社のデスクがなくなる。

僕の会社はコロナ禍ですぐにテレワークに切り替わったのだけど、その後もずっと基本的にはテレワークが続いている。その後会社の決断したことは、一人一人の個人のデスクをなくしてオープンオフィスにすること。それも2001年1月から。

それに伴い、12月中に全ての個人所有の荷物を持って帰らなければならなくなり、2回に分けてやっと荷物の整理を終わらせた。

26年以上いた会社なのでそれなりに荷物も多く、アートディレクターという職業柄写真集などの資料も多く、これがとても大変な作業だった。

机の中には入社当時の日記や様々なロケ地で撮影した写真なども出てきた。結局4つの段ボールを自宅に送り、会社にあった荷物は全てなくなった。

こうして会社になんにも荷物がなくなったことを思うと、「定年退職の日って、こんな感じなんだろうな・・・」と思ったのだ。入社した日なんて、つい昨年くらいに思い出せるのに、本当に30年近くも時が流れてしまったのだろうか?と不思議な気持ちになる。

会社人生の一番の財産は、毎月給料をもらえたことで、たくさんの旅行をできたこと。そして、美味しいものをたくさん食べたこと。人生の様々な体験をすることができたこと。

会社の業務のことではないけど、それがあの会社に入って一番良かったことだ。

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