この映画にアカデミー作品賞をとって欲しかったと思うくらい、素晴らしく圧倒された作品。
監督は大好きな『サム・メンデス』。
この映画は、全編を通してワンカットに見えるように撮影されており、一体どうやったらこんな神業な撮影ができたのか、信じられない作りなのです。
イギリス軍のふたりの兵士が、前方にいる別の部隊に、今にもけしかけようとしているドイツ軍への攻撃を中止する指令が書かれた紙を届けるという任務。
ただそれだけの数十時間を描いているだけなのに、ずーーーっと手に汗を握りながらスクリーンに目は釘付けになっていた。
兵士の息遣いとか、爆弾、銃声、そのどれもがまるですぐ隣で起きているかのような錯覚を覚えるほど、映画の中に巻き込まれてしまう素晴らしい演出。
絶対に映画館で見ることをお勧めします。