マレーシアの至宝、ヤスミン・アフマド。

ヤスミン・アフマドの映画が久しぶりに上映されるというので、楽しみに観に行った。
今回上映される作品は、全て過去に観ているものなのだけど、どうしてもKに彼女の映画作品を見せたいと思ったのだ。
ヤスミン・アフマドはマレーシア人。没後10年経った今でも日本でこうして映画が上映されるほどファンの多い珍しい監督。おばあさんが日本人だったようで、彼女自身日本にも愛着があったようで、日本での撮影を計画していた時に亡くなった。
僕の一番のおすすめ作品は、『細い目』なのだけど、今回は時間が合わず、まずは『タレンタイム』を観ることに。
高校生たちが卒業を前に『タレンタイム』という演奏や歌を競う催しがあり、そのタレンタイム本番までの数週間に、4人の生徒とその家族の人生が次々に重なっていく物語。
前に一度見た映画なのに、かなり多くの部分を忘れていて唖然とさせられた。
貧富の差、人種の差、宗教の差、障害を持つ子どもとの差…まるで小さな世界の縮図のように、様々な境遇に置かれた家族が登場する。
映画全体を間違いなく貫いているのは、ヤスミン・アフマドの『愛』なのだと、この映画を見て改めてわかった素晴らしい作品。
⭐️没後10周年記念ヤスミン・アフマド特集http://www.imageforum.co.jp/theatre/movies/2524/

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