母の心配。

母と電話で話していると、兄の話になった。
母「あの子、こないだ家に来た時に、また家を買うって言ってたわ」
僕「いいね。子どもも3人いるから部屋が多い方がいいからね」
母「そしたら、うちの人が、それならお金を出してやるって言うのよ…
それで思ったんだけど、あなたも家を買うなら、今のうちによ。あの人が元気なうちなら、お金出してもらえるから」
僕「お母さん、家なんて今はいいよ。オリンピック終わったら、日本だってどうなるかわからないんだから」
母「私もそう思ってたのよ。あんたはひとりなら、年取ってもなんとかやっていけるんじゃないかって…
でも、あの子がいるでしょう?あの子のために、きちんとしてあげないとだめよ。あの子まだ若いんだし…」
僕「Kのこと?」
母「そう。名前いつも間違えちゃうから」
母は、僕ひとりでいると思ってた頃は、特に僕の老後のことなど気にしてはいないようだった。
それが急にKと会わせたたら、僕よりもKのことばかり心配するようになったようだ。
なんというか、自分の心配する子どもが急にひとり増えたような。
そんな78歳の母の変化を、僕はありがたく感じている。
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