ビールストリートの恋人たち

キキ・レイン

レジーナ・キング

黒人作家として評価され、キング牧師らと共に公民権運動の旗手としても活躍したジェイムズ・ボールドウィンの原作「ビール・ストリートの恋人たち」を、『ムーンライト』でアカデミー作品賞を受賞したバリー・ジェンキンス監督が作った作品。
1970年代のニューヨーク。ふたりの幼馴染の黒人のカップルは、純粋に相手を思いやる気持ちにあふれ深い恋愛関係になってゆく。
やがて、信じられないような黒人に対する差別が横行していき、ふたりの運命は翻弄される。僕たちは、てっきり単純な恋愛映画だと思って劇場に向かったのだけど、全然違っていて、1970年代の黒人差別の映画だった。
昨日と今日と続けて人種差別の映画を見たわけだけど、これらはもうとっくにアメリカで終わったという話ではなく、トランプ政権の現在、もう一度その意識が表立って強くなってきているのだろう。
主役の娘役のキキ・レインがとても美しい。そして、アカデミー助演女優賞を獲得した母親役のレジーナ・キングが、心もとない娘のそばで寄り添い続けるどっしりとした母親役に、見事な演技だと唸らされるに違いない。
⭐️ビールストリートの恋人たちhttps://longride.jp/bealestreet/

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