コンビニのクジ引き。

朝ごはんは、毎日僕が作っているのだけど、月に一度くらい、眠れなかったとか疲れて起きられず、下のコンビニに買いに行くことがある。
朝慌ててコンビニにパンを買いに行き、いつもの40代のメガネをかけた男性店員でら支払いをすると、クジを引いてくださいとクジの入った箱が差し出された。
「僕、全くクジ運ないんですよね…」そう言ってクジを引くと、いつものようにハズレが出た。「ほらね」。
すると店員さんが、「それじゃあもう一枚引いてください」と言うのだ。言われるままにクジを引くと、またしてもハズレで笑ってしまう。
「このクジ半分は当たるんですけどね…」そう言って店員さんは、自分で手を入れて何枚かクジを引っ張り出し、当たりが出るまでクジをめくった。
そして当たりを僕に差し出すと、「今持っていかれますか?」と聞いてくるので、「いいんですか?はい。」と答えて、飲んだことのない飲料をもらって帰った。
朝の、慌ただしい時間が、店員さんのお陰で思いがけず楽しいひと時になった。
日常の中には、こんな温かい出来事もあるのだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です